-
これまでの放送のアーカイブ
4月27日金曜日夜、bayfmからの放送を行いました。
出演は、小島麻子(bayfm / ANSWER)と、Sascha(J-WAVE / HELLO WORLD)の2人。
番組ではまず、茨城県内のコミュニティFM「FMひたち」の放送局長:椎名敦史さんに電話を繋ぎました。
ひたち市は震度6強の揺れを観測。震災直後は市役所の災害対策本部で情報を入手。津波の情報を繰り返し放送しました。震災当日は停電の影響で夜8時半頃までしか放送ができず、翌日から送信所がある山の上に仮設の放送設備を持ち込み放送を続けていました。
椎名さんは中越地震のときにボランティアとして参加。どのような放送が必要なのか、そのときの経験が役に立ったようです。
5月以降は通常放送に戻り、復興の支援プログラムなどを開催しています。昨年10月からひたし市と連携し、24時間災害情報が放送できるようになり、昨秋の台風の際にも情報を提供することができたそうです。
続いて茨城出身のシンガーソングライターNIKIEさんと電話を繋ぎ、お話を伺いました。自身は名古屋に向かう新幹線の中で震災に遭遇。ライブは中止になり、そのまま大阪に向かい、ホテルのテレビで状況を知ったという状況に。数日間連絡が取れなかった実家は半壊し今年2月に解体。
いま想うことは、日々やりたいことや伝えたい事を伝えきって生きて行く、その日を一生懸命すごして生きていくことを想っていると語ります。
また、今回番組では、赤い羽根の中央共同募金会が運営する「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(通称ボラサポ)の助成を受けて活動しているグループにも取材。ボランティアの現場では、どんな活動に、どんな資金が必要なのかを伺いました。
漁師さんの支援をしているNPO法人NICE
「車の移動のガソリン代だったり、冬だと、東京では考えられないくらい暖房費とかかかります。特にもう一つ特徴的なのは、現地のコーディネーターの人件費をボラサポで頂いておりまして、専門的な職員がひとりいることによって、支援のクオリティが変わってきます。」
福島のお母さんや子供たちを支援しているNGO心援隊
「原発、放射能の被害から福島のお母さんたちを救いたい、子供たちを救いたい、という思いで、関西などへ避難して、この先を考えてもらう時間を作るというお手伝いをしています。ちょっと離れるための費用を、そこに必要と思います。」
子供たちの学習サポートをしているNPO法人アスイク
「仮設住宅の中で学習サポーターの活動や、自前の施設に子供たちを呼び込んで学習サポートの活動。単純な活動に見えましても、仮設住宅の自治会とかの調整ですとか、ボランティアの面談や研修の機会を作ったり。人をマッチングすることに手間がかかるので、コーディネーターがいないと回らない活動。その人件費というのは実は、凄く大変です。」
以上はごく一部の活動です。ボラサポの支援は被災地のコミュニティFMをサポートする活動にも生かされています。
ラジオフレンズでは、これからもコミュニティFM/臨時災害放送局への応援を呼びかけていきます。
RADIO FRIENDS ~つながるラジオ~ 第8弾
放送日:2012年4月27日金曜日 21:00-21:48 @bayfm 78.0FM
出演:小島麻子 / Sascha / 椎名敦史 / NIKIE
制作:谷脇浩一/武田三千代/松山薫/益田健太郎
-
サポーター企業